12/3 光西寺報恩マルシェ開催です!

12/3(日)浜田市原町(国道9号線沿い)の光西寺報恩マルシェ開催です。

 

光西寺報恩マルシェのチラシ

 

やさか村ワタブンアートファブリックとしての出店は、年間を通してこの一回限りです。

 

いつもは弥栄町にある『陽気な狩人』でしか手に取って見ることの出来ない大判の「あったかショール」や、「本真綿のマフラー」「キビソ肌友だち」と一緒に持っていきます。

 

【本真綿のあったかショール】 

近頃は何かと絹ばやりですが、どれもこれも変に高級感ばかりを強調したものが目につきます。

昔はこの村にもたくさんの養蚕農家があり、いろいろな場面で繭を手にする機会がありました。

懐かしい思い出として、おばあちゃんが手に力を込め、ゆでたクズ繭をグッと引っ張ると丸い繭がスーッと四方に広がっていく様は、まるで手品を見ているようでした。
しかしその時の絹は決して遠いものでもなかったような気がします。

繭を真綿状にほぐし、手で紡いだ糸のことを本真綿と言います。
本絹の特質である長い繊維を活かした真綿糸は、触れるとひんやりしているようで、実は奥にしっかり暖かさを秘めています。
この素晴らしい天然素材の良さをじっくり味わえるようにと、私たちは真綿糸で大判のショールを織り上げました。

平織りですが織り組織に変化を持たせ、二重組織にして表と裏で主になる糸を入れ替えてリバーシブル使いにしています。
横糸をたっぷりと取って粗く織り上げた後に、強い絹を信じて洗濯機でじゃぶじゃぶ洗って自然な糸のたるみや遊びを誘い出し、独特な雰囲気を持たせています。

手に触れ、肌にまとい、心安らぐ・・・。

絹の持つもうひとつの顔を伝えたくて、私たちはもっと気楽に、身近において使うものとしてショールを選びました。
もちろん手織りですので、一枚ごとに表情が異なります。
昔懐かしい思いを込めて、ざっくりと織り上げた大判のショールをお楽しみ下さい。

 

 

 

会場では、実際に手に取って、羽織ってみて、本真綿(絹)の実力を体感してみてください。